何度か会って、次の予定も決まっている。話す内容にも困らなくなってきた。
それなのに、会話の様子は最初のころとあまり変わっていません。
「そうなんですね」「今日はありがとうございました」
丁寧なやり取りが続いていて、悪くはないけれど、どこかよそよそしい気もする。
そろそろ敬語をやめるものなんだろうか。でも自分から言い出すのは少し恥ずかしいし、急に砕けたら馴れ馴れしいと思われそう。
言葉遣いは、関係が進んでくるほどかえって迷いやすいところです。
この記事では、「何回目からタメ口」という正解ではなく、二人が話しやすい距離感の作り方を整理します。
なお、交際段階の呼び方や進め方は相談所によって異なります。制度に関わる部分は、利用している相談所で確認してください。
敬語は「何回目まで」という正解はない
二回目、三回目といった目安を見かけることがあります。
ただ、それが自分たちに当てはまるとは限りません。
会った回数と、話しやすさは同じではないからです。
早い段階から自然に話せる相手もいれば、何度か会って少しずつ緊張が減っていく相手もいます。
回数だけを基準にすると、実際の二人の距離感より先に言葉遣いだけを変えることになってしまう場合があります。
見るなら、何回会ったかより、会話が以前からどう変わってきたかです。
敬語のままでも関係は進む
「敬語=距離がある」と感じる人もいると思います。
ただ、必ずしもそうではありません。
丁寧に話すことが自然な人もいますし、仕事で敬語を使うことが多く、プライベートでもその話し方が残る人もいます。
人との距離をゆっくり縮めるタイプの人もいるでしょう。
大切なのは、敬語を使っているかどうかではなく、その中で話せることが増えているかです。
丁寧な言葉のままでも、お互いの考えや気持ちを話せているなら、関係は変わっていくことがあります。
見るなら、言葉遣いより会話そのもの
敬語かタメ口かより、会話の中身がどう変わっているかを見るほうが分かりやすいでしょう。
- 話す内容が少し深くなっているか
- 冗談が出るようになったか
- 自分の話が増えているか
- 沈黙を必要以上に怖がらなくなったか
- 次に聞いてみたいことが増えているか
こうした変化があるなら、敬語のままでも距離は少しずつ変わっているのかもしれません。
反対に、言葉遣いだけ砕けても、話す内容がずっと当たり障りのないままということもあります。
言葉の形だけを、関係の進み具合を測る基準にしなくても構いません。
一気にタメ口へ変えなくてもいい
「敬語をやめる」と考えると、ある日を境に全部切り替えるように感じます。
それでは不自然に感じる人もいるでしょう。
実際には、少しずつ柔らかくなっていく形でも構いません。
語尾が少し変わる。相づちだけ自然になる。笑ったときの一言だけ砕ける。
敬語と少し柔らかい言葉が混ざる時期があっても問題ありません。
意識して一気に変えるより、自然に変わっていく部分をそのまま受け入れるほうが話しやすいこともあります。
「敬語やめませんか」と言ってもいい?
自分がもう少し柔らかく話したいと思っているなら、提案しても構いません。
言い出す側を性別で決める必要もありません。
押しつけにならないように、相手にも選べる余地を残しておけば十分です。
たとえば、「だいぶ話せるようになってきましたし、少しずつ敬語じゃなくても大丈夫ですか」と聞く方法があります。
「少しずつ」としておけば、相手も急にすべて変えなければいけないとは感じにくくなります。
相手がまだ敬語のほうが話しやすそうなら、そのままでも構いません。
言葉遣いを変えること自体を目的にしないほうが自然です。
相手から敬語をやめようと言われたとき
反対に、相手から提案されることもあります。
自分も自然にできそうなら、少しずつ合わせてみてもいいでしょう。
まだ急に変えるのが難しいなら、全部を一度に変える必要はありません。
「じゃあ、少しずつ」と返して、自然に使えるところから変えていく方法もあります。
無理に切り替えると、言葉選びばかり気になって、肝心の会話へ集中しにくくなることがあります。
話しやすさを優先して構いません。
相手がずっと敬語のとき
何度会っても相手の話し方が変わらないと、「距離を置かれているのでは」と気になることがあります。
ただ、敬語だけで相手の気持ちを判断することはできません。
丁寧な話し方がその人にとって自然なのかもしれません。
相手も敬語をやめるタイミングが分からず、こちらへ合わせている可能性もあります。
見るなら、ほかの部分も一緒に考えてください。
次に会う話が出ているか。こちらの話を覚えているか。会話の内容が最初より広がっているか。
言葉遣いだけより、そうした変化のほうが二人の関係を考える材料になります。
片方だけ敬語になったとき
相手は少し砕けてきたのに、自分は敬語のまま。
そんな状態になることもあります。
それだけで「距離感がおかしい」と考える必要はありません。
相手なりに少し柔らかく話そうとしているだけかもしれませんし、自分はまだ丁寧なほうが自然なのかもしれません。
無理に相手へ合わせなくても構いません。
自分が話しやすい形で続けているうちに、自然に近づいていくこともあります。
ただ、言葉が砕けたというより、急に雑な話し方になったと感じるなら、その違和感は別の判断材料として見ておいていいでしょう。
年上・年下の相手の場合
年齢差があると、言葉遣いについてさらに迷うことがあります。
ただ、年下だから敬語を使い続ける、年上だから先に砕ける、と決める必要はありません。
結婚を考える相手との関係を、年齢だけで上下関係のようにしないほうが話しやすくなります。
年齢差があっても、お互いが自然に話せる形を探せば十分です。
片方が敬語のままでも、二人とも気にしていないなら、それ自体を問題にしなくても構いません。
名前の呼び方はいつ変える?
言葉遣いと同じくらい迷うのが、相手の呼び方です。
名字に「さん」から、名前に「さん」へ。あるいは別の呼び方へ変えることもあります。
これも「何回目」という決まりはありません。
急に変えるのが気になるなら、相手へ確認してみる方法があります。
「普段、何て呼ばれることが多いですか」と聞けば、自然に話題へ出しやすくなります。
相手がどんな呼び方を好むのかも分かります。
呼び方についても、一度に完全に切り替える必要はありません。
タメ口になれば距離が縮まった証拠?
必ずしもそうではありません。
言葉だけ砕けても、話している内容が変わっていない場合があります。
反対に、敬語のままでも、仕事のことや家族のこと、将来についての考えなど、少し踏み込んだ話ができている関係もあります。
言葉遣いを、関係の進み具合を測る目盛りとして使わなくても構いません。
大切なのは、どんな言葉で話しているかだけでなく、何を話せるようになっているかです。
LINEでは敬語、会うと少し砕ける場合
文字と対面で話し方が違う人もいます。
LINEでは丁寧なのに、会うと少し柔らかくなる。
逆に、文字では砕けていても、会うと丁寧になることもあります。
媒体によって話し方が違うことだけを問題にしなくてもいいでしょう。
文章では誤解されないように少し丁寧に書く人もいます。
LINEの返信速度や文章量から相手の気持ちを判断してしまう人は、交際中のLINE頻度で疲れないための考え方も参考になります。
デート中の会話が固いと感じるとき
敬語をやめても、会話そのものが固いままということがあります。
そんなときは、話し方ではなく過ごし方を少し変えてみる方法もあります。
向かい合って食事をしていると、「質問して、答えてもらう」という形になりやすいものです。
並んで歩いたり、一緒に何かを見たりすると、会話が少し自然になる場合もあります。
毎回食事だけでいいのか迷っている人は、交際中のデートで何をするか迷ったときの考え方も参考になります。
敬語をやめることを目的にするより、二人が話しやすい時間を増やすほうが自然です。
「もっと恋愛っぽく話さなきゃ」と焦らない
関係を進めようとして、普段とは違う話し方をしようとすることがあります。
ただ、無理に作った話し方は続けにくいものです。
この先も会う相手なら、普段の自分から大きく離れないほうが楽でしょう。
恋愛らしさを、言葉遣いだけで作る必要はありません。
自然に話せるようになることのほうが大切です。
距離を縮めるために、言葉遣いや贈り物を無理に変える必要もありません。プレゼントで関係を進めようと考えてしまう人は、プレゼントで距離を縮めようとしない考え方も参考になります。
真剣交際へ進む前でも敬語のままでいい?
敬語のままだからという理由だけで、次の段階へ進めないと考える必要はありません。
見るなら、話せる内容のほうです。
- 少し踏み込んだ話ができているか
- 自分の考えを言えているか
- 相手の考えも聞けているか
こうしたことができているなら、敬語かタメ口かだけで判断する必要はありません。
次の段階へ進むか迷っている人は、真剣交際に進むか迷うときの考え方も参考になります。
担当者に相談するとき
「何回目で敬語をやめればいいですか」と聞くより、今感じていることを伝えるほうが相談しやすくなります。
- 何度か会っているが、まだ会話が固い気がする
- 自分は急に話し方を変えるのが苦手
- 相手がずっと丁寧なので、距離感が分からない
- 利用している相談所に交際中のコミュニケーションについて案内があるか確認したい
相談できる範囲は、相談所によって異なります。
こうした交際中の小さな迷いについても、必要なときに相談しながら進められる婚活サービスの仕組みは、自分に合う相談所を考える材料の一つになります。
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まとめ|敬語かどうかより、話せる内容を見る
敬語をやめる回数に、一つの正解はありません。
見るなら、前より話しやすくなっているか。自分の話を自然にできているか。相手のことをもう少し知りたいと思えているかです。
言葉遣いだけを無理に変えても、会話の中身まで変わるとは限りません。
敬語のままでも構いませんし、少しずつ柔らかい言葉が混ざる形でも大丈夫です。
二人が話しやすい形へ、無理なく変わっていけば十分だと思います。
