デート中は普通に話せた。
食事も悪くなかったし、相手にも特に嫌なところはない。
失礼なことを言われたわけでもない。
それなのに、家に帰って靴を脱いだ瞬間、どっと疲れが出る。
そのままソファに座って、しばらく何もしたくなくなる。
「楽しかったはずなのに、どうしてこんなに疲れるんだろう」
結婚相談所で交際が始まり、何度か会っている相手。
嫌ではないのに、会うたびに消耗する。
すると、こんなことが気になってきます。
これは相性が悪いということなのか。
もう少し慣れれば楽になるのか。
好きになれば、疲れなくなるのか。
この記事では、デート後の疲れをどう受け取ればいいのかを整理します。
疲れをなくす方法ではなく、まず何に疲れているのかを分けて考える話です。
疲れるだけで、相性が悪いとは限らない
まだ相手に慣れていない時期は、普段より気を使うことがあります。
- 相手の反応がまだ分からない
- 失礼にならないか気にしている
- どう見られているか意識している
- 交際を続けるか考えながら会っている
こうしたことが重なると、楽しく過ごせた日でも疲れる場合があります。
だから、疲れたという一つの感覚だけで「相性が悪い」と決める必要はありません。
ただし、毎回強く消耗しているなら、その感覚まで無視しなくても構いません。
大切なのは、疲れたかどうかだけではなく、何に疲れているのかを見ることです。
まず「何に疲れているか」を分ける
「デートすると疲れる」とひとまとめにすると、原因が見えにくくなります。
実際には、いくつかに分けられます。
- 会話を止めないよう、話題を考え続けること
- 沈黙を避けようとすること
- 店を選ぶこと
- 日程を調整すること
- 相手の表情や反応を気にし続けること
- 自分をよく見せようとすること
- 相手の希望に合わせ続けること
原因が違えば、負担を減らす方法も変わります。
店選びが負担なら、自分だけで毎回決めなくてもいい。
会話を支えることが負担なら、沈黙を埋め続けなくてもいい。
相手に合わせることが負担なら、小さな希望を出してみる方法があります。
会話を支え続けて疲れているとき
沈黙にならないよう、頭の中でずっと次の話題を探している。
相手の返事が短いと、また自分が質問する。
会っている間ずっと、会話を止めないように支えている状態です。
楽しくないわけではなくても、これが続けば疲れることはあります。
会話そのものが負担になっている人は、交際中に会話が続かないときの考え方も参考になります。
沈黙を完全になくそうとしないだけでも、会っている間の負担が変わる場合があります。
相手に合わせすぎて疲れているとき
食べたいもの。
行きたい場所。
会う時間。
聞かれるたびに「何でもいいですよ」と答えていないでしょうか。
相手に合わせること自体は悪いことではありません。
ただ、合わせ続けることを交際の努力だと考えると、少しずつ負担が大きくなることがあります。
しかも、「何でもいい」と伝えている場合、相手にはこちらが無理をしていることが伝わっていない可能性があります。
自分の希望を出しても大丈夫な関係かどうかを見ることも、交際を考える材料になります。
店や予定を毎回こちらが決めているとき
店を探す。
予約する。
日程の候補を出す。
当日の流れまで考える。
それを毎回一人で担当していれば、相手と会うこと以外の部分でも負担が増えます。
ここで見るのは、相手に悪意があるかではなく、関係の役割が一方に寄っていないかです。
- 次に会う話をどちらが出しているか
- 店や場所の候補が相手から出ることがあるか
- 提案したとき、相手も一緒に考えてくれるか
- 会ったあとの感想やお礼が返ってくるか
毎回きっちり半分ずつにする必要はありません。
ただ、一方だけが予定を動かし続けて疲れているなら、その状態について話してみてもいいでしょう。
誘う側や予定調整の偏りが気になる人は、次のデートをどちらから誘うか迷うときの考え方も参考になります。
単純に、デートが長いだけのこともある
疲れの原因が、相手との相性ではなく時間の長さという場合もあります。
ランチをして、カフェへ行き、そのあと街を歩いて夕方まで。
まだ慣れていない相手と長い時間を過ごせば、体力も気力も使います。
そんなときは、次のデートを少し短めにしてみる方法があります。
短時間で切り上げることを、失礼だと決めなくても構いません。
二人とも無理なく過ごせる長さを探していけば十分です。
デートの内容が自分に合っていないこともある
向かい合って座り、ずっと話し続ける。
この形式が合う人もいれば、疲れる人もいます。
話す以外にすることがないと、沈黙が気になりやすくなるからです。
そんな人は、共通の対象があるデートを選ぶ方法があります。
- 散歩する
- 展示や施設を見る
- 街を歩く
- 食事を楽しむ
目の前にあるものについて話せるため、自分の中から話題を出し続ける負担を減らせる場合があります。
デートの形式そのものが疲れの原因かもしれないと感じる人は、デートの内容を変えてみるのもひとつです。
会う前から気が重いとき
予定が近づくと、少し気が重い。
そんなときは、会う前と会っている間を分けて見てみます。
行く前は気が重いけれど、会えば普通に過ごせる。
この場合は、出かける準備や移動、慣れない相手と会うことへの緊張が影響している可能性があります。
一方で、会っている間もずっと苦しい。
時計を気にする。
早く終わらないかと考えている。
会話しながらも、気持ちがそこに向いていない。
同じ「気が重い」でも、この二つでは受け取り方が変わります。
その日の疲れだけなのか、同じ感覚が続いているのかを見ることも大切です。
帰宅後の疲れも、少し分けて考える
帰ったあとの疲れには、身体の疲れもあれば、気を使い続けたことで感じる消耗もあります。
たとえば、こんな状態です。
- ずっと気を張っていた
- 言葉を選び続けていた
- 相手の反応を確認し続けていた
- 普段の自分とは違う振る舞いをしていた感覚がある
単純に歩き疲れただけなのか。
それとも、自分を抑え続けたことがしんどかったのか。
ここを分けて考えると、相手との関係について判断しやすくなります。
また、消耗とは別に、理由をうまく説明できない引っかかりだけが残ることもあります。その部分が気になっているなら、なんとなく違和感があるときの整理のしかたも参考になります。
会うたびに、少し楽になっている?
「何回会えば慣れるのか」を基準にする必要はありません。
見るなら回数ではなく、変化の方向です。
- 最初より話しやすくなっているか
- 沈黙が前ほど怖くなくなったか
- 自分の希望を少し言えるようになったか
- 会ったあとの消耗が少し軽くなっているか
少しずつ楽になっているなら、まだ慣れていく途中なのかもしれません。
反対に、会うたびに同じように強く気を張っているなら、その感覚も見ておいていいでしょう。
我慢して慣れることを目標にする必要はありません。
「好きになれば疲れなくなる」とは限らない
好きな相手だから緊張することもあります。
よく見られたいと思えば、普段以上に気を使う人もいます。
反対に、好きかどうかまだ分からなくても、自然に話せる相手もいます。
そのため、気持ちの強さと、一緒にいるときの楽さを同じものとして考えなくても構いません。
「疲れるのは、まだ好きになっていないからだ」と決めるより、疲れと気持ちは一度分けて考えるほうが整理しやすくなります。
何度会っても「好き」が分からないとき
疲れだけでなく、自分の気持ちまで分からなくなることがあります。
嫌ではない。
でも、好きかと聞かれると答えに迷う。
そんな場合は、好きになれないと感じるときの考え方も参考になります。
「疲れること」と「好きか分からないこと」を分けて考えると、自分がどこで迷っているのか見えやすくなります。
小さい希望を、一度出してみる
負担を減らしたいなら、大きな要求をする必要はありません。
小さな希望からでも構いません。
- 今日は少し短めにしたい
- 静かな店のほうが落ち着く
- 次は行きたい場所があれば教えてほしい
- 今週は忙しいので、少し先の日にしたい
希望を言うことで、自分の負担が変わるかもしれません。
同時に、相手がこちらの希望をどう受け止めるかを見ることもできます。
すぐに正解を出す必要はありません。
少しずつ自分の希望を出せる関係なのかを見ていけば十分です。
疲れるけれど、また会いたい場合
疲れることと、交際を終えることは直結しません。
疲れていても、また会いたい気持ちが残っているなら、その気持ちも判断材料になります。
その場合は、交際そのものをすぐ判断するより、負担を減らす方法を試すことができます。
- 会う時間を短くする
- 店選びを毎回一人でしない
- 会話だけに頼らないデートにする
- 自分が疲れすぎない間隔で会う
毎回頑張り切るより、二人が続けられる形を探すほうが現実的です。
疲れて、もう会いたくない場合
反対に、次に会うことを考えると気が沈む。
連絡が来ると負担に感じる。
その感覚も無視しなくて構いません。
「嫌なところがないのに断るのは失礼では」と考え、罪悪感だけで交際を続けてしまうこともあります。
ただ、条件に問題がないことと、一緒にいて無理がないことは別です。
相手に大きな問題がなくても、二人の組み合わせとして負担が大きい場合はあります。
だからといって、一度疲れただけで結論を出す必要もありません。
仕事や体調など、その日だけの事情が重なっていることもあります。
同じ感覚が続いているのかを見ながら考えても遅くありません。
真剣交際に進む前に見ておきたいこと
進むかどうか迷っているなら、会話が盛り上がるかだけではなく、普段の自分でいられるかも見ておきたいところです。
- 自然に希望を言えるか
- 違う意見を伝えられるか
- 沈黙があっても気を張り続けなくて済むか
- 一緒にいるとき、自分を演じ続けていないか
結婚を考えるなら、特別なデートだけではなく、普段の生活を一緒に過ごすことも増えていきます。
そのため、ずっと頑張り続けなくても一緒にいられそうかを見ることも、判断材料のひとつになります。
先へ進むか迷っている人は、真剣交際に進むか迷うときの考え方も参考になります。
担当者に相談するとき
何に疲れているのか、自分でもうまく言葉にできないことがあります。
交際中の悩みについて担当者へ相談できる相談所であれば、実際に起きていることを具体的に伝える方法があります。
- デートのあと、毎回強く消耗している
- 相手に合わせすぎている気がする
- 交際終了するほど嫌ではないが迷っている
- 何に違和感があるのか自分でも分からない
「自分でも分からない」という状態も、そのまま相談して構いません。
どこまで相談できるか、どのようなサポートがあるかは相談所によって異なります。
交際中の相性や距離感も相談しながら進めたい人は、サポートの範囲を相談所選びの判断材料にする方法もあります。
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まとめ|無理をし続けなくても一緒にいられるかを見る
デートのあとに疲れるからといって、相性が悪いとは限りません。
反対に、疲れないことだけで相性が良いとも決められません。
見るなら、次のようなところです。
- 何に疲れているのか
- 会うたびに少し楽になっているか
- 自分の希望を言えるか
- 相手も関係を支えようとしているか
- 疲れていても、また会いたい気持ちが残っているか
気を使えること自体は悪いことではありません。
ただ、毎回自分を使い切るような形でなければ続けられないなら、その状態について考えてみてもいいでしょう。
「疲れない相手を探す」ではなく、「無理をし続けなくても一緒にいられるかを見る」。
そのくらいの視点で、少しずつ判断していけば十分です。
