お見合いのあと、何人かと「もう一度会いましょう」という話になった。
最初は少しほっとしたかもしれません。誰とも進まないより、次に会える相手がいることに安心する場合もあります。
ところが、予定が増えてくると別の迷いが出てきます。
こんなに同時に会っていていいんだろうか。相手には申し訳なくないだろうか。この中から一人を選ぶということが、自分にできるんだろうか。
週末の予定が埋まり、少し疲れている。それでも誰に気持ちを向ければいいのか分からない。
この記事では、そんな時期の考え方を整理します。
なお、この段階の呼び方や、同時に会える人数、次の段階へ進む際のルールは相談所によって異なります。複数人と会うことについても、利用している相談所のルールを確認してください。
複数人と会うことに罪悪感があるとき
「相手には自分だけを見てほしいのに、自分は何人かと会っている」
そう考えると、落ち着かなくなることがあります。
ただ、利用している相談所がその段階で複数人と会うことを認めているのであれば、それはルールの範囲内で活動しているということです。
まだお互いを知っている途中で、少ない情報だけでは判断しにくいこともあります。
そのため、複数人と会っていることだけを理由に、自分を責める必要はありません。
ただし、相談所によって制度は異なります。自分が利用しているサービスではどのような進め方になっているのか、先に確認しておくと安心です。
「誰が一番いいか」だけで比べると疲れる
複数人と会っていると、自然に比較が始まります。
年収、仕事、住んでいる場所、年齢、話しやすさ、見た目。
項目ごとに並べて、どちらが上かを考え始めることがあります。
ただ、この方法ではなかなか答えが出ません。
Aさんは話しやすいけれど距離がある。Bさんは条件が近いけれど会話が続きにくい。新しい人と会えば、さらに比較する項目が増えていきます。
条件を見ること自体は悪いことではありません。結婚後の生活に関係する部分もあるからです。
ただ、条件だけで順位をつけようとすると、実際に会っているときの感覚が抜けてしまうことがあります。
比べるなら、自分がどうなっているかも見る
相手を見ることと同じくらい、その人といるときの自分を見ることも大切です。
- 会う前に、気が重くなっていないか
- 会話を無理に作っていないか
- 会ったあと、極端に疲れていないか
- 自分の話を自然にできているか
- また会うことを想像したときに抵抗がないか
これは相手の優劣ではなく、自分の状態を見るための材料です。
条件では似ている二人でも、片方とは自然に話せて、もう片方とは毎回かなり気を使っていることがあります。
そうした違いも、関係を考える手がかりになります。
それぞれに違う良さがあって決められないとき
Aさんは一緒にいて楽。Bさんは将来の話がしやすい。Cさんは価値観が近い。
こうなると、どれを一番にすればいいのか分からなくなります。
でも、違う種類の良さを無理に一つの順位へ並べなくても構いません。
それぞれと、どんな関係になりそうかを考えてみる方法があります。
休日をどう過ごしていそうか。困ったことがあったときに話し合えそうか。自分が無理をせずにいられそうか。
そう考えると、「誰が上か」ではなく、それぞれ違う関係として見やすくなります。
その中で、もう少し知りたいと思える相手がいるなら、その感覚を大切にしてもいいでしょう。
まだ誰にもそう思えないなら、今は判断材料が足りないのかもしれません。
条件がいい人と、話しやすい人で迷うとき
片方は希望していた条件に近い。もう片方は、条件は少し違うけれど一緒にいて楽。
この二人の間で迷うこともあります。
どちらか一方だけを正解にする必要はありません。
まず、生活に関係する条件を整理します。
住む場所、働き方、お金の感覚など、自分にとって譲れないことと、状況によって調整できることを分けてみます。
次に、一緒にいるときの感覚を見ます。
話が続くか。沈黙を無理に埋めなくてもいられるか。意見が違ったときにも、自分の考えを言えそうか。
その二つを分けて見ると、「条件がいいから」という理由だけで進もうとしていないか、「話しやすいから」という理由だけで生活面の確認を飛ばしていないかが見えやすくなります。
まだ情報が足りないなら、決めるより先に確認したいことを考える段階でもいいでしょう。
相手も他の人と会っていると思うと不安
自分が何人かと会っていると、「相手も他の人と会っているのでは」と考えることがあります。
相談所の制度上、その可能性がある場合はあります。
ただし、実際に相手がどう活動しているのかは分かりません。
そこから「自分より条件のいい人がいるに違いない」と想像を広げても、答えは出ません。
見えていない部分については、考えても確認できないことがあります。
分からない部分まで、自分に不利な想像で埋めなくても構いません。
同時進行していることを相手に言うべき?
これは一律には決められません。
相談所によって、この段階の考え方や、相手にどこまで話すかについての案内が異なります。
迷う場合は、担当者へ確認するのが確実です。
ただし、他の人の存在を相手の反応を見るために使うことは勧めません。
「ほかにも会っている人がいる」と匂わせて焦らせたり、嫉妬させたりする必要はありません。
駆け引きではなく、利用している相談所のルールに沿って進めれば十分です。
何人も会って疲れてきたとき
予定が入っていること自体は問題ではありません。
ただ、詰め込みすぎると、一人ひとりと会ったときの感覚が分かりにくくなることがあります。
誰に何を話したか混ざる。前回どこまで話したか分からない。休日がすべて婚活で埋まって疲れている。
そんな状態なら、少し活動量を調整してもいいでしょう。
- 新しい申し込みを少し減らす
- 会う予定を詰め込みすぎない
- 今会っている相手について考える時間を取る
何人までがちょうどいいという数字はありません。
仕事の状況や、人と会ったあとの疲れ方によっても違います。
大切なのは、自分がそれぞれの相手を落ち着いて見られる状態を保てているかです。
活動ペースについて相談所側のルールや目安がある場合は、それも確認してください。
会う頻度そのものが負担になっているなら、活動のペースを見直すときの考え方も参考になります。
「もっといい人がいるかも」が止まらないとき
選択肢が増えるほど、決めやすくなるように感じるかもしれません。
でも、比較する相手が増えるほど、「本当にこの人でいいのか」という確認が終わらなくなることもあります。
「もっと合う人がいる可能性がなくなったら決める」という考え方では、なかなか終点が見えません。
まだ会っていない人ではなく、今会っている人との関係がどう変わっているかを見るほうが、現実の材料で考えられます。
最初より話しやすくなっているか。少しずつ自分の話ができるようになっているか。また会いたい気持ちが残っているか。
そうした変化を見る方法もあります。
一人に絞るタイミングは?
「何回会ったら決める」といった固定の回数だけで判断する必要はありません。
会った回数よりも、こんな感覚を見てみる方法があります。
- この人とは、もう少し深い話をしてみたいと思うか
- 他の予定を少し減らしてでも、この人に会いたいか
- この関係を、もう少し進めてみたいと思えるか
誰に対してもそう思えないなら、今はまだ一人に絞る段階ではないのかもしれません。
特定の一人についても「もう少し知りたい」と思えないまま迷っているなら、好きになれないまま続けるか迷ったときの考え方も参考になります。
ただし、活動期間や交際段階について相談所側の期限やルールがある場合があります。
そこは自分の相談所で確認し、その範囲の中で考えてください。
何度か会う中で関係の変化をどう見ればいいかについては、お見合い後にもう一度会うことになったあとの進め方でも整理しています。
次の段階へ進むか迷うとき
一人に絞ることを考え始めると、今度は別の迷いが出てきます。
この人との関係を進めていいのか。他の人との関係を終えて後悔しないか。
ここからは、「誰が一番条件がいいか」だけではなく、「この人との関係をどうしたいか」を考える段階に移ります。
その整理については、真剣交際に進むか迷うときで詳しくまとめています。
なお、次の段階へ進む際のルールや、ほかの相手との交際を終了する方法も相談所によって異なります。進む前に確認しておくと安心です。
担当者に相談するとき
「誰が一番いいと思いますか」と聞きたくなることもあるでしょう。
ただ、最終的に一緒に過ごすのは自分です。
担当者には、答えを決めてもらうより、自分の状態を整理するために相談する方法があります。
- Aさんとはこう感じている
- Bさんはここが少し気になっている
- 予定が増えて少し疲れている
- まだ一人に絞れるほど気持ちが見えていない
きれいに整理できていなくても構いません。
話しているうちに、自分の中で何を気にしていたのかが見えてくることもあります。
ただし、担当者がどこまで関わるかは相談所によって異なります。
一人で相手を比較し続けるより、必要なときに相談しながら進められる婚活サービスの仕組みも、比較材料の一つとして確認できます。
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まとめ|相手だけでなく、その人といるときの自分も見る
複数人と会う時期は、一番条件のいい人を選ぶ試験ではありません。
条件を見ることも必要ですが、それぞれの相手といるときに自分がどう感じているかも大切な材料です。
会う前に気が重くないか。話していて無理をしていないか。また会いたいと思えるか。
急いで順位をつけなくても構いません。
もう少し関係を見てみたい相手が自然に浮かんできたら、そこから一人に絞ることを考えてもいいでしょう。
今は誰も浮かばないなら、それも今の自分にとって一つの答えです。
