担当者からの連絡でも、相手からの連絡でも、その一文を読んだ瞬間に少し息が詰まるように感じることがあります。
何度か会って、それなりに話せるようになっていた相手でした。次はどこに行こうか、という話もしていたかもしれません。
それが終わったと知らされる。
自分でも「この人が好きだったのか」がはっきりしていなかったのに、断られる側になると思っていた以上につらい。
まだ自分も迷っていたはずなのに、と戸惑う人もいるでしょう。
この記事では、その感覚も含めて、交際終了のあとに何を考え、何を考えすぎなくてもいいのかを整理します。
なお、交際終了の伝え方や、そのあとの連絡に関するルールは相談所によって異なります。本人同士でやり取りする場合も、担当者を通す場合もあります。制度に関わる部分は、利用している相談所の案内を確認してください。
ショックを受けること自体は不自然ではない
「そこまで好きだったわけではないのに、どうしてこんなに落ち込むんだろう」と感じることがあります。
そこには、相手への気持ち以外のものも重なっているのかもしれません。
- 選ばれなかったと感じること
- この先にあるかもしれなかった未来がなくなった感覚
- また最初から始めることへの疲れ
少しずつ話せるようになり、関係が進んでいるように感じていたほど、急に終わったときの落差も大きくなります。
だから、落ち込んでいるからといって、「それほど好きだったということだ」と決める必要もありません。
関係が終わったことそのものに、気持ちが反応している場合もあります。
すぐに「自分の何が悪かったか」を決めなくていい
交際終了を知らされると、原因を探したくなることがあります。
あのときの会話がまずかったのか。連絡の頻度が合わなかったのか。見た目の問題だったのか。
理由が分からないままだと落ち着かないので、何か一つに決めたくなります。
ただ、自分だけで考えて分かることには限界があります。
相手には相手の事情や感覚があります。生活の状況や価値観、距離感など、こちらからは見えない部分もあります。
分からないものについて考え続けると、自分の中にある「欠点かもしれないもの」で理由を埋めてしまうことがあります。
材料がない部分については、無理に答えを作らず、「分からない」と置いておくこともできます。
理由を聞ける場合、どう受け止める?
相談所によっては、担当者を通して相手側のフィードバックを確認できる場合があります。
ただし、どこまで共有されるかはサービスによって異なります。
理由を聞けたとしても、その内容をすべて「直さなければいけない欠点」と受け取る必要はありません。
そこに含まれているのは、その相手との関係のなかで、どう感じられたかという一つの情報です。
整理するときは、次のように分けてみる方法があります。
- 言われてみれば自分でも心当たりがあること
- そう見えていたのかと初めて気づいたこと
- 相手の好みや事情に近く、自分では変えにくいこと
次に活かしたいと思える部分があれば、その中から一つ拾えば十分です。
振り返るなら、このくらいでいい
振り返ること自体は、悪いことではありません。
ただ、相手からどう見られていたかを延々と推測するより、自分がどう感じていたかを見るほうが整理しやすくなります。
- 相手に合わせすぎていなかったか
- 聞きたいことを我慢していなかったか
- 会うこと自体が少し負担になっていなかったか
- 自分は本当に、この関係を続けたいと思っていたか
交際終了を告げられたショックと、その相手と関係を続けたかった気持ちは、必ずしも同じではありません。
断られたことはつらいけれど、自分もどこかで迷っていた。そんな場合もあります。
会っている途中で感じていた迷いを振り返りたい人は、お見合い後、もう一度会うか迷うときの考え方も参考になります。
「相手も前向きだと思っていた」のに終了したとき
楽しそうに話していた。次に行く場所についても話していた。連絡もいつも通りだった。
それでも交際終了になることはあります。
そうなると、「あのときの様子は全部うそだったのか」と考えてしまうかもしれません。
ただ、人は迷いながら会っていることもあります。
会っている時間は本当に楽しかった。でも帰ってから考えると、このまま続けるのは違う気がした。
そうした気持ちの変化もあります。
会っていたときの時間が楽しかったことと、結果として関係が続かなかったことは両立します。
あとからすべてを否定的に解釈し直さなくても構いません。
すぐ次へ進まなくてもいい
交際終了の直後は、次の相手を探す気になれないことがあります。
プロフィールを見ることや、また初対面から始めることを考えるだけで疲れる人もいるでしょう。
そんなときは、少し離れる方法もあります。
- 数日、婚活について考えない時間を作る
- プロフィールを見るのを一度やめる
- 婚活とは関係のない予定を入れる
どのくらい休めばいいという決まった期間はありません。
なお、休会や活動停止についての扱いは相談所によって異なります。長めに休みたい場合は、利用中の相談所のルールを確認してください。
反対に、すぐ次の人と会ってもいい
気持ちの整理の仕方は、人によって違います。
一度止まるほうが楽な人もいれば、次の予定が入っていたほうが考え込みすぎずに済む人もいます。
「交際終了のあとは必ず休まなければいけない」と考える必要もありません。
次に会ってみたいと思える相手がいて、自分も動けそうなら、そのまま活動を続ける方法もあります。
進むか休むかは、今の自分にとってどちらの負担が少ないかで考えてみてもいいでしょう。
次の相手にも断られそうで怖いとき
一度交際終了を経験すると、次の相手とも同じ結果になるような気がしてくることがあります。
ただ、一度の結果が、その先すべての結果を決めるわけではありません。
相手が変われば、会話も距離感も関係の作られ方も変わります。
だからといって、「次は必ずうまくいく」と考える必要もありません。
今の時点では、次の関係がどうなるかはまだ分からない。それだけです。
怖さが強いなら、次に会うときの基準を少し手前へ戻す方法もあります。
「結婚相手として合うか」ではなく、「もう一度話してみたいか」くらいから始める。
お見合い後にもう一度会うことになったあとの進め方でも、少しずつ距離を考える方法を整理しています。
自分から交際終了を伝える側になったとき
反対の立場になることもあります。
相手に大きな問題があるわけではない。丁寧に接してくれている。それでも、関係を続けたいとは思えない。
そんな場合もあります。
罪悪感だけで会い続けると、自分だけでなく相手の時間も使い続けることになります。
終了を考えている時期に、相手の誕生日や贈り物の予定が重なることもあります。罪悪感だけでプレゼントを渡すか迷う人は、交際終了を考えている時期に誕生日が来たときの考え方も参考になります。
終了を伝える方法は、相談所のルールに従ってください。
担当者を通す場合もあれば、別の方法を採るところもあります。
また、断るために相手の欠点を無理に探す必要もありません。
相手が悪いのではなく、自分としては関係を続けたいと思えなかった。そのような理由もあります。
嫌いではないのに気持ちが動かず、続けるかどうかを決めきれないときは、気持ちが動かないまま迷っているときの整理も参考になります。
担当者に相談するとき
「なぜ断られたのでしょうか」と理由だけを求めても、担当者にも分からないことがあります。
それよりも、自分が今どう感じているのかを伝えると、今後について相談しやすくなります。
- 自分としてはこう感じていた
- ここは少し気になっていた
- 同じことがまた起きないか不安に感じる
- 少し休みたい気持ちがある
相談できる内容やサポート範囲は、相談所によって異なります。
結婚相談所に入会したあとの活動の流れでも全体像を整理していますが、具体的な内容については利用中の相談所の案内を確認してください。
今後、相談しながら進められる婚活サービスにはどのようなものがあるか知っておきたい人は、仕組みを比較材料として確認してみてもいいでしょう。
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次に持っていくものは、一つでもいい
交際終了のあと、会話、服装、連絡の仕方など、すべてを変えようとする人もいます。
でも、一度に全部を意識すると、次に会うときに自分らしく話しにくくなることがあります。
もし振り返って心当たりがあるなら、一つか二つだけ持っていけば十分です。
質問ばかりになっていたなら、自分の話も少し混ぜてみる。
会うたびに疲れていたなら、次は無理に長時間会わない。
違和感を感じながら我慢していたなら、次は自分の感覚にも少し注意してみる。
ただし、これはすべての人に必要な改善ではありません。
心当たりがなければ、無理に変える部分を探す必要もありません。
今回のことが、相性やタイミングの違いだった可能性もあります。
まとめ|分からない部分まで答えを作らなくていい
交際終了は、「自分が否定された」という一つの意味だけを持つ出来事ではありません。
相性、タイミング、距離感、相手側の事情など、いくつものことが関係している場合があります。
その割合は、当事者にも分からないことがあります。
だから、分からない部分まで無理に答えを作らなくても構いません。
自分の感覚を少し振り返り、次に持っていきたいものがあるなら一つ拾う。
そして、今は進むほうが楽なのか、少し休むほうが楽なのかを考える。
そのくらいから、次を決めてみてください。
