お見合いのあと、何度か会うことになった。
一回目は食事。二回目も食事。三回目も、気づけば同じような店で向かい合っている。
話すことはあるし、特に困ってはいません。それでも、ふと気になります。
毎回これでいいんだろうか。関係を進めるなら、何か違うことをしたほうがいいんじゃないか。かといって、どこへ行けばいいのかも思いつかない。
デートの内容は、会話の中身より調べにくいところかもしれません。「二回目はここ」といった情報を見ても、自分たちに当てはまるのか分からないからです。
この記事では、回数ごとの正解を決めるのではなく、二人が無理なく過ごしながら相手を知るためのデートの考え方を整理します。
なお、交際段階の呼び方や交際中のルールは相談所によって異なります。デートについて案内がある場合もあるため、制度に関わる部分は利用している相談所で確認してください。
最初は食事やカフェでも十分
まだ緊張が残っている時期には、食事やカフェのような短時間で話せる場所は使いやすいものです。
予定を組みやすく、会話も中心になります。
「食事だけでは関係が進まない」と考える必要はありません。
相手を知るうえでは、何を話したか、どんなふうに過ごせたかも大切な材料になります。
まずは無理なく話せる場所で会う。それで十分なこともあります。
二回目・三回目で特別なことをしなくていい
回数ごとにやることを決める必要はありません。
同じ三回目でも、関係の深まり方は人によって違います。
一回目でかなり自然に話せる相手もいれば、何度か会ってようやく緊張が減ってくる相手もいます。
その状態を無視して、「三回目だから遠出をしよう」と決める必要はありません。
逆に、かなり自然に話せるようになっているなら、少し違う過ごし方を試してみてもいいでしょう。
回数ではなく、今の二人の距離感に合わせて考えるほうが自然です。
毎回高い店や特別な場所を選ばなくていいと考えると、費用の面でも続けやすくなります。お会計の分け方が気になる場合は、デート代と割り勘の考え方も参考になります。
場所より、一緒にいてどうだったかを見る
デートのあとに振り返るなら、行った場所より、その時間をどう過ごせたかを見てみてください。
- 自然に話せていたか
- 話題を無理に作り続けていなかったか
- また会いたいと思ったか
- 二人とも無理なく過ごせていそうだったか
場所が良くても、その時間ずっと気を使っていたなら、自分にとっては負担だったのかもしれません。
ただし、相手の仕草だけから気持ちを断定しないでください。
よく笑っていたから好意がある、静かだったから興味がない、と決められるものではありません。
まずは、自分がその時間をどう感じたかを見るところからでいいと思います。
会話が固く感じたり、質問と回答の繰り返しになりやすいときは、敬語や話し方をどう考えるかも参考になります。
毎回食事だけで変化がないと感じたとき
同じ形が続くと、関係も止まっているように感じることがあります。
そんなときは、大きく変えなくても構いません。
少しだけ過ごし方を足してみる方法があります。
- 食事のあとに少し歩く
- カフェのあとに近くを見て回る
- ランチのあとに近くの場所へ立ち寄る
- 短時間で見られる展示やイベントへ寄る
これだけでも、向かい合って座っている時間とは違う場面が生まれます。
高い費用をかけたり、特別な予定を毎回用意したりする必要もありません。
「このあと少し歩きませんか」くらいの変化でも十分です。
誕生日など特別な日が近いときも、高い店や特別な場所を必ず選ばなければいけないわけではありません。贈り物をどうするか迷う人は、誕生日プレゼントや手土産をどう考えるかも参考になります。
長時間デートをしたほうがいい?
長い時間を一緒に過ごすことで見える部分はあります。
移動中の様子や、少し疲れてきたときの過ごし方、予定が変わったときの反応など、短い食事では見えにくいところもあります。
ただ、長ければ良いというものではありません。
まだ緊張が強い段階で長時間を設定すると、後半は二人とも疲れてしまう場合があります。
関係が進んできたら、少しずつ一緒に過ごす時間を延ばすくらいでも十分です。
会う時間や間隔について迷っている人は、交際中のデート頻度で疲れないための考え方も参考になります。
映画は会話できないから意味がない?
映画だけで解散すると、会話する時間は少なくなります。
ただ、前後に食事やカフェを組み合わせれば、同じものを見たことが共通の話題になります。
感想を話すことで、相手がどこに興味を持つ人なのか分かることもあります。
自分から話題を作ることが苦手な人には、かえって話しやすい場合もあるでしょう。
「映画デートは向かない」と一律に考える必要はありません。
二人とも興味を持てる作品があるなら、選択肢の一つになります。
ドライブなど、長く二人きりになる予定は?
まだ緊張が強い時期だと、途中で切り上げにくい予定を負担に感じる人もいます。
遠出や長い移動時間がある予定も、その一つです。
大切なのは、自分がその相手とどのくらい安心して過ごせるようになっているかです。
まだ少し早いと感じるなら、「今回はもう少し近場にしませんか」と提案しても構いません。
すでに自然に過ごせるようになっているなら、少し長い時間を一緒に過ごしてみる方法もあります。
今の距離感を基準に考えてみてください。
相手の趣味に合わせるべき?
相手が好きなことを、一度一緒に体験してみるのは一つの方法です。
好きなことについて話しているときには、普段と違う一面が見える場合があります。
ただし、毎回自分が合わせる必要はありません。
興味を持てないものへ付き合い続けると、会うこと自体が負担になることもあります。
一度試してみて、自分も楽しめそうならまた行く。
あまり合わなければ、別の過ごし方を提案する。
全部の趣味を共有しなければいけないわけではありません。
「何でもいい」と言われて困るとき
行き先を相談したら、「何でもいいですよ」と返ってくる。
相手も気を使っているのかもしれませんが、それでは決めにくいものです。
そんなときは、自由回答ではなく、二つか三つの選択肢にしてみる方法があります。
「食事とカフェなら、どちらがいいですか」
「外を歩くのと、室内で過ごすのならどちらが楽ですか」
このくらいなら答えやすくなります。
返ってきた答えから、次の候補をさらに絞っていけば、全部を一人で決めなくて済みます。
自分ばかりデートを考えているとき
毎回、行き先も店も自分が決めている。
そうなると、だんだん疲れてきます。
一人で全部決め続ける必要はありません。
「次は何か行きたいところありますか」と聞いてみてもいいでしょう。
デートプランを考える役割を、性別で固定する必要もありません。
得意なほうが考えることもできますし、交代で提案しても構いません。
相手がどんな場所を提案するのかを見ることも、その人を知る材料になります。
会うたびに少し違う場面を見る
いつも同じ形で会っていると、相手の同じ面ばかりを見ることになります。
少し違う場面が入ると、見えることも増えます。
- 並んで歩いているとき
- 待ち時間があるとき
- 予定が少し変わったとき
- 何かを一緒に選ぶとき
ただし、相手を試すためにわざと困る状況を作る必要はありません。
自然に起きた出来事のなかで、二人がどう過ごせたかを見るだけで十分です。
毎回「関係を進めなければ」と考えなくていい
デートのたびに、何か成果を出さなければと考えてしまうことがあります。
前回より距離を縮められたか。相手の気持ちは動いたか。自分はこの人をどう思っているのか。
毎回それを確認していると、疲れてしまいます。
一回ごとに答えを出す必要はありません。
数回分を振り返ったときに、少しずつ話しやすくなった、知りたいことが増えた、といった変化があれば十分です。
デートを進捗確認の試験にしなくても構いません。
何度会っても変化を感じないとき
場所を変えても、過ごし方を変えても、特に何も変わらない。
そんな場合もあります。
相手をもう少し知りたい気持ちが増えない。会いたいという気持ちも強くならない。
その場合は、問題がデートの場所ではないのかもしれません。
気持ちが動かない状態については、何度会っても好きになれないときの考え方でも整理しています。
スキンシップのためにデート場所を選ばない
「この場所なら手をつなぎやすい」といった考え方で行き先を決める必要もありません。
身体的な距離を縮めることが目的になると、その日の時間まで「成功するための準備」のように感じてしまいます。
スキンシップは、デート場所とは分けて考えたほうが自然です。
手をつなぐタイミングなどで迷っている人は、交際中のスキンシップで迷ったときの考え方も参考になります。
次の段階へ進む前に
デートの内容が豪華になったことを、そのまま関係が進んだ証拠にする必要はありません。
遠出をした。長い時間を過ごした。少し特別な店へ行った。
それよりも、次のような変化を見てみてください。
- 前より話しやすくなっているか
- 自分の話が自然に出るようになっているか
- 相手をもう少し知りたいと思っているか
- 一緒に過ごすことが自然になってきているか
こうした部分が動いているなら、行き先が毎回似ていても関係は変わっています。
次の段階へ進む判断については、真剣交際に進むか迷うときの考え方で詳しく整理しています。
担当者に相談するとき
「次はどこへ行けばいいですか」とだけ聞くより、今困っていることを伝えるほうが相談しやすくなります。
- 毎回食事で、変化がないように感じている
- 長時間会うのは、まだ少し疲れる
- 相手が何でもいいと言うので決めにくい
- 利用している相談所にデート上のルールがあるか確認したい
相談できる範囲は相談所によって異なります。
こうした交際中の迷いについても、必要なときに相談しながら進められる仕組みがあるかどうかは、相談所を考える材料の一つになります。
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まとめ|場所より、その時間をどう過ごせたかを見る
デートの正解は、場所ではありません。
最初は食事やカフェでも十分です。
関係が少しずつ進んできたら、歩く時間を足したり、違う過ごし方を一つ試したりしてみる。
そのくらいの変化でも、相手の違う一面を見ることができます。
見るのは、無理なく話せているか。相手をもう少し知りたいと思うか。一緒にいる時間が自然になってきているかです。
毎回特別な予定を用意する必要はありません。
何をしたかより、その時間を二人でどう過ごせたかを見てみてください。
